2005年12月25日

サプライズ

雪の影響もなく無事、目的地の駅に降り立った。

男(被疑者A)は『まだ早い』
そうつぶやくと重い鞄を持ち替え、コートの襟を
たてたままビジネスホテルに姿を消していった。

その男が再び姿を現したのは駅ビルの本屋だった。
店内をうろうろしていた彼は目的の文庫本を見つけたようだ。
購入した文庫本を小脇に挟み足早に歩き出した。
どうやら既に目的地は決まっているような確かな足取りである。

ほどなく男はコーヒーショップの前で立ち止まった。
目的地なのか?単にカフェでも飲むだけなのか?
店内を覗きこんだ男の口元が緩んだ。
『よし!いない』
携帯を取り出し、数枚の写真を撮るとメールを打ち出した。
誰かに連絡しているのか?捜査陣は色めき立った。

20051225.jpg

再び顔を上げた男の顔が、急に驚いた形相に変わった。
どうやら誰かを見つけたようだ。
その視線の先からスタッフらしき制服のオヤヂ(被疑者B)
も驚いた顔で声をかけてきた。
『なにしとん?』
どうやら二人は知り合いらしい。こいつも仲間か?
二人は店内の奥の席を陣取り、なにやら密談を始めたようだ。

次に男達を見かけたのは座和民だった。
辺りを伺いながら男は怪しい袋を受取り、中身確認しているようだ。
男はニンマリとうなずく。
『エラフス・・・・・・トトロ・・・・・・フェモラリ・・・スマトラ・・・』
仲間のコードネームか?何かの暗号なのか?
海外逃亡でも企てているのだろうか?
とても怪しげな会話だ。

どれくらの時間が経過したのだろうか?
クリスマスだというのに帰るそぶりすら見せず
浴びるようにビールを大量消費した二人は夜の町に消えていった。

深夜2時、被疑者Bが千鳥足で駅前を徘徊しているのが
目撃されている。その後の消息は掴めていない・・・


posted by なにわ at 00:00| Comment(0) | つどい | 更新情報をチェックする
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